バイオグラフィー

大阪府八尾市出身。小さい頃は昆虫博士になりたかった。
夢とは裏腹に、高校卒業後は工業職人として5年間従事。
当時は何気なく、仕事の合間を縫って絵を描き始めたことが、タトゥーへの切っ掛けとなった。
徐々に画力が上達するにつれ、楽しくてもっと絵が描きたくて堪らない、そんな最中、とある想像が産まれる。
自分の描く作品が人の身体に乗り、街を歩き回る情景はどうだろう?
頭の中にふと、浮んだ魅力的なその光景に意識は一気にタトゥーアーティストへと跳躍した。
インスピレーションを得て、思い立ったが吉日。
いてもたってもいられず、すぐに彫り師になるため行動を起こしたのであった。
鉛筆と画用紙だけではなくアクリル、アパレルスクリーンなど、描くために手段は選ばなかった。
様々なスタイル通しながら、自己表現を模索する中でタトゥー学びが始まった。
そんなある日Ray’sのタトゥースクールの存在を知り応募、4日間のクラスを経て、オーナーであるDanielのカリスマに魅了されてしまった。
将来的な目標をDaniel定める、寝る間も惜しんでひたすらアートに力を注ぎ込んだ。
絵を描き続ける傍らで友人の肌、家族の肌を借りてタトゥーを掘り続ける日々が続いた。
そこから1年後、数々の経験を携え、いざRay’sの門を叩くためDanielへインスタグラムからDMを送る。
がしかし…大量のDMの中にUCのメッセージは埋もれてしまいDanielから返事が返ってくることはついぞなかった。しかし、ここでも諦めることをせずDanielの予約再開を待ち、右腕フルスリーブタトゥーを施術してもらうことを決意。
合計8回渡るの施術の間、緻密なデザインを自身の肌を彩っていく中、Daniel曰くUCは好奇心の塊であったという。
どのような針を使っているのか、使用しているインクは何か。
とにかく根掘り葉掘り質問攻め、タトゥーの技術に対して非常に貪欲であったという。
また今までの行動力を活かし築いてきた経験も施術を通してDanielへと伝えた。
熱烈なまでのアピールとアプローチは、当時弟子入りを廃止していたDanielの意識を変えた。
固く閉ざされていた扉を突き破ってきた人間性と根気は、Ray’sへ入ってからも遺憾なく発揮される。Danielの指導のもと、デビューまでに事務、マーケティングにも携わり根本からRay’sへの理解深める一方で、業務終了後には深夜まで日々技術の向上に努めた結果、元々職人気質の器用さも相まって技術の習得が早かったことも幸いし、半年も経たずアーティストとしてデビューを果たす。
飲み込みの速さだけではなく、Ray’sに入るまでに積み重ねてきた努力が、実った瞬間であった。
タトゥーイストへなるために行い全て、あらゆる経験値が高めたことが学習力の高さのひとつだろうとDanielは語る。
普段は明るく好奇心旺盛、まさに京都スタジオのムードメーカーであるが、ひとたびマシンを握ると職人へと変貌する。マグリッド、ダリをはじめとした独特の世界観に影響を強く受けた、寂しさと美が同居した独自の世界観を基調に表現されるアーティスティックなデザインが特徴的。
繊細なタッチで描くブラックアンドグレーワークが得意だが力強い表現を用いる、トライバルやサモア、さらにカラーワークなど幅広くこなすスキルも兼ね備えている。“タトゥーは一生肌に残ります、入れる前によく自分でデザインやスタジオ、アーティストを調べてください。
数年後にデザインに飽きる可能性もあります。勢いに任せないで注意深く決めてください。
一目見て、僕の作品だとわかるような個性ある作品を生み出したいです。
個性的で飽きさせない、一生物のデザインを提供することができます。
ぜひ、人と被らないデザインを希望の方はタトゥーをぜひ僕に相談ください!”

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